継承語日本語教育 VS 国語教育
2019-03-26

る国語教育
対象:帰国することを前提とした滞在駐在員子女、短期滞在者の子女
目標:帰国時の適応
指導内容:文科省教科書による国内準拠のカリキュラム
継承日本語教育
対象:永住者、もしくは帰国する予定のない長期滞在者の子女
目標:日本国内児童向けの国語教育から離れ、在外学習者の母語の育成
指導内容:文科省教科書を多面的に利用し、言語の背景にある社会的・文化的な 理解を促す
総合カリキュラム

継承語日本語の指導メソッド
(I)文科省の国語指導要綱を参考にするも、学習者のニーズに沿った指導メソッド
継承語学習者の特質を活かす
- 日米両文化・両言語の基礎体験がある - 現地校・英語を通して得た知識の転用 - 母語社会(家庭・コミュニティ)の支援が得やすい
配慮する点
- 日常会話から社会でも通用する日本語への発展 - 母語の背景にある言語社会体験の意識的な導入 - 現地校での教育で得た知識を視野に入れる - 年齢相応の認知力に対応した教材
(II) ACTFL(米外国語教育学会)のスタンダーズ Standards に対応

目標1 Communication (聞く、話す、読む、書く)
- Interpesonal (対話を通して情報や意見の交換、感情を表現)
- Interceptive (日本語の書物、話し言葉を理解、解釈する)
- Presentational (自分の考え、意見を口頭/文章で発表)

目標2 Culture (日本文化を理解し、知識を習得する)
- 日本人の習慣・慣習を学び、その背景を理解 - 日本文化における文化的所産・産物とその背景を理解

目標3 Connection (他の教科内容に関連づけ,情報を得る)
- 日本語を用いて、他の教科分野の知識を習得・補強 - 日本語及び日本文化を通して情報を得、特有な視点を認識

目標4 Comparison (母語・母文化と現地語・現地文化の比較)

目標5 Community (地域社会)
- 学んだ日本語を学校内外で使用 - 習得した言語能力を活かして地域社会に貢献 - 国内外において多言語社会、多言語文化に積極的に参加

2) くじら学園小学部クラスの指導方針
 実践的日本語習得
 Goal-oriented:「学習者が、その言語を学習して何ができるか。」
 学習者が自ら考え、表現できるような教材

家庭との連携 母語育成のメインリソースとして家庭での継承語支援、教師と保護者 とのコミュニケーションは不可欠。
漢字指導 読みを習得した後、意味や用法がわかったところで書きの習得を求め る。ただし、子供によっては両方同時に習得できる子もいるので、書 きも、完全に習得できるかどうかは別として一通り練習する。
毎週見せるスクリーンの文字は、漢字で書くのが常である文字は、習 っていない漢字(ふりがな付き)も使用。漢字がいつでもどこでも目 に触れる環境にある日本にできる限り近づける。教師が授業で話す語 彙に関しても、多少難しい漢熟語も意識的に使用。日本に住む子供た ちが自然に耳にする言語環境を意識的に作り、本人のレベルより少し 上のボキャブラリーをインプットする。
宿題 現地校の学習があくまでも優先、負担のない程度の量と内容。
宿題例: 1 音読(復習 クラスで習ったところ)
2 漢字(クラスで習った漢字を副教材のワークブック/
オリジナル / ワークシートで復習)
3 作文(読書記録、各種行事、クリスマス、お正月、春休み、夏 休みの短作文、植物観察記録など)
4 総合プロジェクトのための調べ学習
評価方法 - くじら学園では、学習到達度を通知表(あゆみ)にて、お子さん の評価の保護者に伝えます。各レベル・学年で内容は異なりますが基 本的に聞く・話す、読む、文字、言葉・文法、書く・作文、総合、に 加えて 生活・学習態度について 1 年を通してお子さんの 学習到達 度が分かる様になっています。


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